コロナの影響で、ほぼ毎日のように悲しい悲報が続いていますが、今日はウイルスとは関係ところで起きた悲しい悲報がありました。

主に育て世代のがん患者の交流の場などを運営する一般社団法人「キャンサーペアレンツ」。

その団体の代表理事である西口洋平さんが亡くなりました。

死因は、前から公表していた「胆管がん」です。

亡くなられたのは5月8日でした。

西口洋平 死去。死因は「胆管がん」

西口洋平さんは5月8日に40歳の若さで死去されました。

葬儀・告別式はすでに親族で行ったそうです。

西口さんは2015年の4月に、ネット上で子どもを持つがん患者がつながるサイト「キャンサーペアレンツ」を開設しました。

その後は一般社団法人を設立し、本格的に活動。

現在までに抗がん剤などの治療を受けながら、ネット上や催しで交流の場を運営してきました。

会員数はなんと3600人を超えていました。

西口さんは主にSNSなどでも発信をしつつ、企業や研究機関の調査への協力してきました。

西口洋平の現在までの活動「治療と仕事の両立」「がん教育」

西口さんは現在までに、「治療と仕事の両立」「がん教育」といったテーマでの講演など行ってきました。

設立してから活動の幅をどんどん広げてきましたが、今年2020年の3月ごろから自宅での緩和ケアに取り組んでいました。

亡くなる約1週間前の5月5日には、オンラインイベントに自宅のベッドからわずかな時間参加しました。そのイベントで西口さんは「これからも(活動を)つくっていってください」とのメッセージを残していました。

西口洋平の経歴・プロフィール

1979年10月生まれ、大阪府出身。
2015年2月、35歳の時にステージ4の胆管がんの告知を受ける。
5年相対生存率は2.9%(全国がんセンター協議会の生存率共同調査 2016年2月集計)という予後の悪いがん。
当時6歳であった娘にがんをどう伝え、どう向き合っていくのか、大きな不安を抱える。
病院はもちろん会社や友人など、周囲に同世代のがん経験者がいない状況で誰にも相談もできず、孤独感を抱く。
そこで、自身と同じ境遇の仲間とつながることができるコミュニティサービス「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」を2016年4月にローンチ。
告知から5年目になる現在も、抗がん剤治療を続けながら、会社の理解を得て勤務を継続。2016年9月には一般社団法人キャンサーペアレンツを設立し、コミュニティ運営だけでなく、がん啓発、がん教育、がん就労などのテーマで幅広く活動中。

西口洋平が死去したことへの反応

幼い子を持つ親ががんを患い,そのがんが完治できないとなったらどれだけ心的負担が重いか。自分自身の命を思うだけでも負担なのに,自分の死後のパートナーや子供の生活など,いろいろなことを考えてしまうだろう。西口さんはどんな思いをもって旅立たれたのだろうか。

まだお若い。がんや難病は、若い人でもある日突然、発覚する。つながりがほしくても、難しいとよく聞くため、そのような悩みを持つ方に、このようなつながりがあることを伝えたい。ご病気なのに、ネットワーク作りに尽力されたこちらの方は素晴らしいと感じました。いいものをお残しになりましたね。

お亡くなりになる直前まで、キャンサーペアレンツの力になり続けていらっしゃいました。苦しかった事でしょう。そんな父の背中をお子さま方はしっかり目に焼き付けていらっしゃるはず。ゆっくり、楽にお休みください!

涙が出る思いです。まだまだ子供の成長を見たかっただろう、あっちこっち遊びたかっただろう、奥様とデートしたかっただろう…なのに世の中の同じ境遇の方々の為に尽力して頂き感謝の気持ちしか無い。ありがとうございました。どうかごゆっくり休んで下さい。あなたの優しさを忘れないよう、日々誠実に生きていきます。

ガン遺児です。12歳の時、45歳の父を胃ガンで亡くしました。遺族年金を18歳までいただき、大学は育英会の奨学金で行きました。今アラフィフで、父の年齢を超えましたが、幸せに生きてます

子供を残してさぞかし無念だった事とお察しいたします。40才という若さで、ガンが分かってからも懸命にそして精力的にご活動されていた姿勢に下がります。
自分がもし突然そうなったとき、自分も残された時間を凜として過ごしたいと感じました。ご冥福んお祈り申し上げます。

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