映画史上、最もおしゃれな映画だと思われている「アメリ」。
この映画の何がすごいって、ファッション・インテリア・音楽・風景・ストーリー・キャラクター全てがお洒落なという点。
普通はこのうちの2つが満たされればおしゃれ映画として合格点がもらえそうだが、アメリの場合はまさかの満点なのだ。
映画「アメリ」のファッション
アメリのファッションは個性的で可愛い!
ハイブランドや、すでに存在するジャンルのファッションを目指すのではなく、あくまで自分の形を持っているのだ。
基本的には赤を基調に組み立てているが、形や柄で微妙に別の雰囲気も同居してます。
暗い色の服を着ていたとしても、アメリのカラーが死なないのが凄い!彼女が元々持ってるポテンシャルに洋服が付いてきてるような感じです。
やはり彼女の言動や振る舞い、行動が、あのファッションの魅力に繋がっているのです!
映画「アメリ」のインテリア
アメリを見て赤い部屋に憧れた女性は多くいることでしょう。
ワンポイントで小物が可愛かったり、女子の目指したい部屋の象徴的なモデルと言っても過言ではありません。
緑やブルーが赤とうまく調和されているのが凄いですね!
こんなお部屋で一人暮らしできたら、もう何もいらない!ってレベルです。
決して大きなお部屋ではないので、部屋数があれば、真似できないことはないですね・・・。
アメリの部屋の間取り
日本でいうなら2DKといった感じでしょうか?
これをパリでカフェでアルバイトの女性が借りてるというのは、ちょっと非現実的かも?
実在するならば、家賃にして15万はすることでしょう・・・。東京だったら、場所によっては20万はするかも??
「アメリ」は音楽(サントラ)も名作!
アメリの映画の中で流れる音楽。
時にダークネスで怖く、時にロマンチックでかわいいです!
アメリの内面にある暗い部分とユニークな部分をうまく表現した音楽は最高です。
また、カフェを中心にした物語に沿った曲が多いので、カフェタイムにも合いそうです。
アメリのお部屋を作りことができたとしたら、お部屋でかけたCDはアメリのサントラに限ります。
映画「アメリ」に登場する名言/セリフ
「2人は9キロ離れたところに住み、片方は兄を、もう片方は妹を夢見て生きていた」
「この商売を30年もやると分かるのよ。ひとめぼれにもレシピがあるのよ。材料は顔見知りの二人。お互いの好意をからめて、よく混ぜる。これで一丁あがり」
「そう。死んで忘れられること。だから、自分の顔を映して、この世に残しているのよ。まるで、あの世からのファックスみたいに」
「もしもアメリが夢の中に生きて内向的な娘のままでいることを選ぶなら、それは彼女の権利ですよ。なぜならば、自分の人生を失敗するというのも譲ることのできない人の権利ですから。」
「いってみれば、愛のない女性というのは太陽のない花のようなものです。それはしおれてしまうのです。」
「あなたがいなければ、今日の感動は昔の感動の死んだ皮膚に過ぎない。」
「人生っておかしいわね。子供のころは、時間がとろとろ流れて終わらないのに、ある日突然こうして50歳になってしまうのよ。そして子供のころというのは、そのころのものが残っているのは小さな箱の中に入ってしまうのよ。さび付いた小さな箱の中にね。」
「失礼ですが、指が空を指し示しているときに、愚者は指を眺めるんです。」
「確かにルシアンは天才ではないかもしれません。でもアメリはルシアンをちゃんと愛しているんですよ。彼女はね、彼がアンディーブをまるで大切なもののように扱い、尊敬の念をもって扱わなくてはいけないようにするのが好きなのです。それは彼独特の良くなされた仕事に対する愛なのです。」
「突然私は自分自身と調和しているという感じになるのよ。この時にはすべてが完ぺきなの。光のやさしさ、空中のちょっとした香、町の静かなざわめき。私は深く息を吸うの。なぜならその時には私には人生がそんなにも単純で愛の飛躍があれば私は人類全体を助けてあげたい気になるの。」
「君の骨はガラスでできているわけじゃない。君は人生にぶつかっても大丈夫だ。もしこのチャンスを逃してしまったら、時とともに、君の心は僕のがりがりの骨と同じように、乾燥して壊れやすいものになってしまうよ。さあ、行きなさい、何してるんだ。」