スポーツの世界を見てみると、結婚した直後や、第一子を産んだ直後に数字をグーンと伸ばすアスリートが多いです。「どんだけ嫁の圧力に尻叩かれてんだ!」って思っていましたが、仕事ぶりがパワフルになるのは女性も一緒のようです。
赤ちゃんが生まれてすぐに両親共々に一皮剥けたようにオーラが変わります。ただ、親としての責任感が芽生え、しっかりしないといけないと心意気が強くなっただけのようにも思えます。
が、最近、「何で赤ちゃんってあんなに良い匂いがすんだろ?」と思って調べてみたら、科学的にその理由が分かりました。
赤ちゃんの良い匂いはドーパミンを分泌させる
生まれたばかりの赤ちゃんはとても良い匂いがします。あの匂いには、人を幸福にする力が科学的に証明されています。
生まれてしばらく経っても、ミルクばかり飲んでいるということで体液がミルクっぽくて良い匂いがしますが、生まれた直後の匂いとは少し違います。
あの匂いには、具体的な期限があります。
また、匂いの出所に関してはまだまだ謎が多く、証明されてないそうです。
赤ちゃんの匂いはドーパミンを分泌さす効果がある?
赤ちゃんが誕生したばかりの家族の空気感というのは独特です。
今までの人生が全て良い意味で真っ白になったような気分で、皆、内なる闘志を燃やしてるようなアドレナリンを感じます。
実は科学的に赤ちゃんと「やる気」の関係は証明されています。
それが先ほどから言っている、赤ちゃんの良い匂いです。
カナダのモントリオール大学の検証で、新生児のお母さん15人と、子供がいない女性15人を集めて脳波をチェックしたそうです。赤ちゃんの匂いと干したばかりの洗濯物の良い匂いと、両方を嗅がせてどちらが良い匂いが選ばせ、脳波を観察したのです。
その結果、まさかの30人全員が赤ちゃんの匂いの方が良いと回答。さらに新生児のいる15人の脳波には多くのドーパミンが分泌されていたのです。
このドーパミンというのは、人が快楽を覚えた際に分泌されるものです。
育児放棄から赤ちゃんを守るためのもの?
人に与えられた物に無駄なものはないと言われています。
もしかしたら、赤ちゃんの匂いからドーパミンが分泌されるというのは、お母さんがハードな育児に耐えられるための物なのかもしれません。
特に生まれてから6週間までは、産後鬱になりやすい時期なので、その時期を助ける意味で、赤ちゃんのあの香りは都合良いのです。
赤ちゃんの香りの期間
実はあの匂いには期間があります。乳児でいる時期の全てがあの匂いというわけではありません。
具体的には、生まれて6週間後程度までは、あの匂いを発しているとされてます。
6週間程度を過ぎた後も、良い匂いがすることには変わりないですが、やはり生まれたての匂いほど魔力のある匂いではありません。
あの独特な良い香りの出所
生まれたばかりの赤ちゃんの匂いの出所を巡っては多くの憶測があります。
ベビーパウダーやベビーローションなど、赤ちゃん用品の匂いが単純に良い匂いのため、その匂いではないか?という説もあります。
さらには、母乳や粉ミルクしか摂取していないということで、その匂いは体液になっているのではないか?とも言われてます。
また、生まれるまで赤ちゃんが浸っていた羊水の匂いではないか、赤ちゃんの肌を覆ってる胎脂ではないか?という説もあります。
具体的に「これが赤ちゃんの匂いだ!」と証明されるものは、まだありません。
赤ちゃんと同じ匂いの香水が存在する?「バーバリーベビータッチ」
一度、子供を産んだお母さんにとって、我が子の新生児時代の匂いは忘れられないもの。
友達に赤ちゃんが生まれると、とりあえずは匂いをクンクン嗅ぐおばちゃんが多いのも分かりますね。
赤ちゃんの匂いは、とても需要があります。
もしかしたら、赤ちゃんと同じ香りの香水・トワレが存在するのではないかと調べてみたら、まんまとありました!
バーバリーの「ベビータッチ」という香水が、まさにそうです。
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名前の通りに、赤ちゃんのほんわかして甘い匂いを再現しています。
また、赤ちゃんの匂いを狙っているのかは分かりませんが、ジルカンチュエルの「クレアチュール アンジ」という香水も赤ちゃんの匂いに近いものがあるそうです。
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シングルマザーで仕事が辛い人は、カバンにこの香水を忍ばせて、ここ一番の時に手首にかけて嗅いで、我が子を産んだ頃のことを思い出して気合注入するのも良いですね。
女性は我が子のためには何でもすると言いますが、頑張り過ぎは良くないので、ほどほどに。