海外セレブが愛用し、近年日本の著名人も愛用してる電子タバコのベイプ。
量の多い煙で様々なトリックで遊べること、多彩な味が楽しめることと、何よりもタバコのようなニコチンやタールが含まれていないことで人気です。(一部のリキッドには含む)
禁煙の足係にベイプを利用される方も多く、著名人の愛用者が増えていることで、今後はさらに注目されそうです。
しかし、気になるのは、「ニコチン・タールが含まれてからといって、本当に健康に良いの?」ってことです。
甘いリキットなど、派手に色したものまであり、あれらに何も害はないのでしょう?
”ベイブ”の有害性と健康への影響
海外ではベイプの有害性への関心が強く、有名大学などでその検証がされています。
今年2018年にはノースカロライナ大学チャペルヒル校の学者らが、ベイプのリキッドの体への影響に関するシステムを作成しました。
内容はリキッドの味によって毒性が違うというもの。結果的にバニラ、バナナ、シナモンの順番に毒性が強いことがわかりました。
現在、わかっているだけで数全種類もの毒性ある危険物質が含まれているとされています。
少し前には、ベイプのコイル部分によって放出される物質に、鉛やニッケル、クロム、マンガンが含まれているとして、その毒性が健康に影響すると、科学雑誌「Environmental Health Perspectives」にて触れられてました。
ロシアではすでに電子タバコの使用を制限しており、喫煙所や屋外以外の場所での使用が禁止されています。
アメリカではベイプを吸ってる若者の多くが紙タバコに移行しやすいと、ピッツバーグ大学の研究チームが発表しました。
ホルムアルデヒドとは何?
少し前にホルムアルデヒドという発ガン性物質がベイプ本体に含まれるとニュースにありました。
3年前のニュースです。
昨年11月に開催された厚生労働省の専門委員会では、国立保健医療科学院から「国内で販売されている電子たばこは、ニコチンが含まれていないことになっているが、25銘柄45味中、11銘柄15味でニコチンが検出された」。また、「電子たばこのガスに含まれる(発がん性物質の)ホルムアルデヒドは、紙たばこよりも多く、1吸で環境省のシックハウスのガイドラインを超える濃度」などと報告された。
望月部長は「米国のブランドとあっても、大半は中国で作られている。肺は器官の中でも最も繊細で、肺に吸収された物質はダイレクトに脳に届く。中に何が入っているか分からないものを、肺に入れるのは危険」と強調する。引用元:産経
ホルムアルデヒドとは死体を保存する化学物質です。仮にホルムアルデヒドとの蒸気に長く触れていると、癌のリスクが高まります。
本当にこの物質がベイブに多く含まれるのかというと、実際にはメーカーの作る製品によってまばらであり、全部が全部に含まれているわけではないそうです。(それでも油断はできません)
まだベイプの有害性に関する調査や研究は歴史が浅く、タバコの代用品になること、ニコチンやタールを含まないなどのイメージが先行しています。
これから明るみになる有害性に懸念すべきとされています。
ベイプに限らず、アイコスやブルームなど近年話題になったばかりで、まだまだ立証されていないことはたくさんあります。
税金の脅威から離れたところにあるベイプですが、これからその扱いがどうなっていくかもわかりません。
いずれにせよ、ちょっとずつフィードアウトしていく必要がありますね。